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Apache Log4j2 脆弱性について (Log4shell)


発行: 10 Dec 2021
最終修正日: 20 Oct 2022

問題

セキュリティの脆弱性により、Apacheのlog4jライブラリを使ってリモートからコード実行が可能になる問題があります。
 

環境

下記のTableau 製品のバージョンを含むより古いものに影響があります。
  • Tableau Server 2021.4, 2021.3.4, 2021.2.5, 2021.1.8, 2020.4.11, 2020.3.14, 2020.2.19, 2020.1.22, 2019.4.25, 2019.3.26, 2019.2.29, 2019.1.29, 2018.3.29
  • Tableau Desktop 2021.4, 2021.3.4, 2021.2.5, 2021.1.8, 2020.4.11, 2020.3.14, 2020.2.19, 2020.1.22, 2019.4.25, 2019.3.26, 2019.2.29, 2019.1.29, 2018.3.29
  • Tableau Prep Builder 2021.4.1, 2021.3.2, 2021.2.2, 2021.1.4, 2020.4.1, 2020.3.3, 2020.2.3, 2020.1.5, 2019.4.2, 2019.3.2, 2019.2.3, 2019.1.4, 2018.3.3
  • Tableau Public Desktop Client 2021.4
  • Tableau Reader 2021.4
  • Tableau Bridge 20214.21.1109.1748, 20213.21.1112.1434, 20212.21.0818.1843, 20211.21.0617.1133, 20204.21.0217.1203, 20203.20.0913.2112, 20202.20.0721.1350, 20201.20.0614.2321, 20194.20.0614.2307, 20193.20.0614.2306, 20192.19.0917.1648, 20191.19.0402.1911, 20183.19.0115.1143

解決策

オプション1:Tableauを更新する

  • ライセンスのメンテナンス期間が有効なお客様は、影響のあるバージョン(2021/12/15より前のすべてのバージョン)からアップデートしていない場合、または2021/12/15の製品リリースにアップデートしている場合は、より新しいバージョンリリースの該当製品にアップデートしてください。

2021/12/15のTableau製品リリースにて、Log4j2のファイルがバージョン2.15に更新されました。まだ付属のコンポーネントが残っている可能性があります。それらのコンポーネントに対して影響を軽減させるためJNDIの機能を無効にする変更をしました。

2021/12/19のTableau製品リリースにて、Log4j 2.16が組み込まれJNDJの機能がデフォルトで無効になりました。これによりCVE-2021-44228 と CVE-2021-45046 に対する対応がされています。

上記2021/12/19の製品リリースにアップグレードすることで、CVE-2021-44228 及び CVE-2021-45046で判明しているセキュリティ問題に対応できます。
 

オプション2:下記の場合はオプション2の改善手順を実行してください。

  • 2021/12/15の製品リリースにアップデートしたが、より新しい製品リリースにアップデートできない場合(メンテナンス契約や期限が切れている場合など)。
  • 影響のあるバージョン(2021/12/15より前のすべてのバージョン)を使用していて、より新しい製品リリースにアップデートできない場合。

オプション2:各Tableau製品についての改善手順へのリンク

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