最終修正日: 24 May 2023
環境
Tableau Desktop解決策
フィルターの種類と使用事例によっては、ベスト ソリューションが異なる場合があります。以下のすべてのオプションは、この記事の右側の [添付ファイル] セクションからダウンロード可能なパッケージド ワークブックで説明されています。
オプション 1: 動的パラメーターを使用
Tableau Desktop 2020.1 以降、動的パラメーターにより、パラメーターの既定値として計算を使用できます。「パラメーターの作成」を参照してください。
オプション 2: 相対日付フィルターを使用
相対日付フィルターは、選択した相対的な範囲 (例: 昨日) に日付を自動的に更新します。その後、ユーザーは相対的な範囲を変更することができます。詳細については、「相対日付フィルターの作成」を参照してください。
オプション 3: 不連続日付フィルターを使用
最新の日付のプリセット機能を使用します。最新の日付プリセット機能は、ワークブックが開かれるたびに最新の日付に更新します。
注: この機能は不連続日付リストのフィルターでのみ使用できるもので、日付範囲フィルターや、ユーザーがカレンダーから日付を選ぶことができるフィルターでは使用できません。
オプション 4: タイプイン パラメーターを使用
ユーザーが、"yesterday (昨日)" などの既定のキーワードや、ビューをフィルターする任意の日付を入力できるパラメーターを作成します。この "yesterday (昨日)" という値を設定して、計算フィールドに昨日の日付を動的に返すことができます。この方法では、日付のドロップダウン リストやスライダーは表示されず、パラメーターに指定できるのは 1 つの日付のみであることに注意してください。
- 右上隅のドロップダウン矢印を使用して[データ] ペインのメニューを開き、[パラメーターの作成] を選択します。
- [パラメーターの作成] ダイアログ ボックスで、次の手順を行います。
- パラメーターに名前を付けます。この例では、パラメーターに「Enter 'Yesterday' or a Date ('Yesterday (昨日)' または日付を入力)」という名前が付けられています。
- [データ型] では、[文字列] を選択します。
- [現在値] に「Yesterday (昨日)」と入力します。
- [許容値] で [すべて] を選択します。
- [OK] をクリックします。
- [データ] ペインで [Enter 'Yesterday' or a Date ('Yesterday (昨日)' または日付を入力)] を右クリックし、[パラメーター コントロールの表示] を選択します。
- [分析] > [計算フィールドの作成] を選択します。
- 開いた [計算フィールド] ダイアログ ボックスで次のようにします。
- 計算フィールドに名前を付けます。この例では、計算フィールドに「Date Conversion (日付の変換)」という名前を付けます。
- 式フィールドで、次のように計算フィールドを作成します。
IF [Enter 'Yesterday' or a Date] = "Yesterday" THEN TODAY() - 1 ELSE DATE( [Enter 'Yesterday' or a Date] ) END
- [OK] をクリックします。
- 「opt 3: date filter (オプション 3: 日付フィルター)」などの名前を付けて、次のような計算の計算フィールドを作成します。
[Date Conversion] = [Order Date]
- [opt 4: date filter (オプション 4: 日付フィルター)] を [フィルター] シェルフにドラッグします。
- [フィルター] ダイアログで [True] をチェックし、[OK] をクリックします。
- これで、ユーザーは日付または定義したフレーズをパラメーター コントロールに入力できます。
オプション 4: 範囲を定義する開始および終了のパラメーターを使用
ステップ 1: 開始日および終了日パラメーターの作成
- [データ] ウィンドウを右クリックし、[パラメーターの作成] を選択します。
- [パラメーターの作成] ダイアログ ボックスで、次の操作を行い、[OK] をクリックします。
- パラメーターに名前を付けます。ワークブックの例では、パラメーターには「Start date (開始日)」という名前が付けられています。
- [データ型] で [日付] を選択します。
- [許容値] で [すべて] を選択します。
- パラメーターを右クリックしてから、[パラメーター コントロールの表示] を選択します。
- 手順 1~3 を繰り返して「End date (終了日)」パラメーターを作成します。
ステップ 2 (任意): フィルターをコントロールするパラメーターの作成
- [データ] ウィンドウを右クリックし、[パラメーターの作成] を選択します。
- [パラメーターの作成] ダイアログ ボックスで、次の操作を行い、[OK] をクリックします。
- パラメーターに名前を付けます。ワークブックの例では、パラメーターに「Choose Filter Range (フィルター範囲の選択)」という名前が付けられています。
- [データ型] で [文字列] を選択します。
- [許容値] で [リスト] を選択します。
- [値のリスト] に、目的の任意の範囲を追加します。この例に含まれる範囲は、 [All values (すべての値)]、[Start to End Dates (開始日から終了日まで)]、[Last 7 days (最後の 7 日間)]、[Start Date to Today (開始日から本日まで)]、[1 Month before End Date (最終日以前の 1 か月)] です。
- パラメーターを右クリックしてから、[パラメーター コントロールの表示] を選択します。
ステップ 3: フィルターとして使用する計算フィールドを作成する
- ステップ 2 の任意のパラメーターを使用しない場合は、[分析] > [計算フィールドの作成] を選択します。
- 開いた [計算フィールド] ダイアログ ボックスで、次のようにします。
[Order Date] >= [Start Date] AND [Order Date] <= [End Date]
- 計算フィールドに名前を付けます。ワークブックの例では、計算フィールドには「opt 4: simple date filter (オプション 4: シンプルな日付フィルター)」という名前が付けられています。
- 式フィールドで、次のような計算フィールドを作成します。
- 注: [注文日] をフィルターしたい日付フィールドに置き換えます。
- [OK] をクリックします。
- ステップ 2 の任意のパラメーターを使用する場合は、「opt 4: date filter (オプション 4: 日付フィルター)」などの名前を付けた計算フィールドを次のように作成します。
[Choose Filter Range] = "All values" OR ( [Choose Filter Range] = "Start to End Date" AND [Order Date] >= [Start Date] AND [Order Date] <= [End Date] ) OR ( [Choose Filter Range] = "Last 7 days" AND [Order Date] > DATEADD('day',-7,TODAY()) AND [Order Date] <= TODAY() ) OR ( [Choose Filter Range] = "Start Date to Today" AND [Order Date] >= [Start Date] AND [Order Date] <= TODAY() ) OR ( [Choose Filter Range] = "1 Month before End Date" AND [Order Date] >= DATEADD('month', -1, [End Date]) AND [Order Date] <= [End Date] )
- [opt 4: simple date filter (オプション 4: シンプルな日付フィルター)] と [opt 4: date filter (オプション 4: 日付フィルター)] のいずれかを [フィルター] シェルフにドラッグします。
- 開いた [フィルター] ダイアログ ボックスで、[True] をオンにします。
- [OK] をクリックします。
原因
静的な既定とは、ワークブックを保存またはパブリッシュする場合や、ユーザーがパブリッシュするカスタム ビューを作成する場合のフィルター値のセットです。ワークブックを開いたり、パブリッシュされたビューまたはカスタム ビューが読み込まれたり、パブリッシュされたビューで戻るボタンがクリックされたりした場合に、フィルターは静的な既定に戻ります。フィルターに動的な既定を設定する機能は、現在製品に組み込まれていません。
詳細情報
今後の製品リリースで、この拡張機能を含めることを支持する場合は、次の Community Ideas に投票してください。
Tableau Desktop バージョン 2018.2 以降では、Tableau ダッシュボードにサード パーティの拡張機能を追加して機能を追加できるようになります。これにより、必要なフィルター動作を提供する拡張機能を検索できるようになります。詳細については、まずは「ダッシュボードの拡張機能の使用」および「Tableau ダッシュボードの拡張機能」を参照してください。
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