回答
使い始める
以下の記事を参考にして、Bridge を正しく展開するための準備をします。
Bridge をセットアップする前に、クライアントに関するいくつかの既知の制限について知っておく必要があります。
- Bridge は Windows でのみ利用できます。Bridge は、ファイアウォールで保護された専用の Windows 仮想マシンにインストールすることをお勧めします。
- Bridge では、データ ソースの種類として Web データ コネクタ (WDC) を限定的にサポートしています。基本認証を使用する WDC のみがサポートされます。各種の WDC 認証タイプの詳細については、WDC Authentication (WDC 認証) を参照してください。
- (Excel や CSV などの) ファイルベースのデータ ソースでは、Cloud の更新スケジュールではなくレガシー スケジュールを使用する必要があります。レガシー スケジュールの設定の詳細については、「Bridge (レガシー) スケジュールの設定」を参照してください。
- Bridge では、個別にパブリッシュされたデータ ソースのみをサポートします。データ ソースがワークブックに埋め込まれている場合は、Bridge を使用してスケジュールする前に、データ ソースを個別にパブリッシュする必要があります。これについては、この後のセクションで詳しく説明します。
- キューブベースのデータ ソースへの接続は、Tableau Cloud でも Bridge でもサポートされていません。
データ ソースとワークブックの移行
移行中に実行する手順は、2 つの要因の組み合わせによって決まります。1 つは、データ ソースが個別にパブリッシュされているのか、それとも埋め込まれているのかです。もう 1 つは、接続がライブなのか、それとも抽出なのかです。移行を完了するには、以下の各セクションで説明している手順のうち、当てはまるシナリオに適合するものを完了します。複数のシナリオに適合するワークブックがある場合は、当てはまるすべてのシナリオの手順を完了してください。
パブリッシュされたライブ データ ソースにワークブックが接続する
このシナリオでは、ワークブックは個別にパブリッシュされたライブ データ ソースに接続します。
- [Planning (計画)] で、[ワークブック] > [Selection (選択)] に移動し、移行するワークブックを選択します。
- [Published Data Sources (パブリッシュされたデータ ソース)] > [Selection (選択)] で、移行するデータ ソースを選択します。
- [Published Data Sources (パブリッシュされたデータ ソース)] > [Transformations (変換)] で、[Add Transformation (変換の追加)] > [Use Tableau Bridge (Tableau Bridge を使用)] を選択します。
- ほとんどの場合、すべてのフィールドを既定の設定の "Match Any (すべてに一致)" のままにします。[OK] をクリックします。
- 移行を実行します。
移行が完了したら、それ以上の手順は必要ありません。
パブリッシュされた抽出にワークブックが接続する
このシナリオでは、ワークブックは個別にパブリッシュされた抽出に接続します。
パート 1: CMT を使用してコンテンツを移行する
- [Planning (計画)] で、[ワークブック] > [Selection (選択)] に移動し、移行するワークブックを選択します。
- [Published Data Sources (パブリッシュされたデータ ソース)] > [Selection (選択)] で、移行するデータ ソースを選択します。
- [Published Data Sources (パブリッシュされたデータ ソース)] > [Transformations (変換)] で、[Add Transformation (変換の追加)] > [Use Tableau Bridge (Tableau Bridge を使用)] を選択します。
- ほとんどの場合、すべてのフィールドを既定の設定の "Match Any (すべてに一致)" のままにします。[OK] をクリックします。
- 移行を実行します。
パート 2: Bridge で更新をスケジュールする
- Web ブラウザーで、Tableau Cloud にログインします。
- [探索] > [データ ソース] に移動します。
- パブリッシュされたデータ ソースのそれぞれについて、次の適切な手順を選択します。
- フラット ファイル (Excel や CSV など) の場合:
- データ ソース名の横にある [その他のアクション] アイコン (...) をクリックし、[Bridge (レガシー) スケジュール...] を選択します。
- Bridge コンピューターを選択します。
- 更新スケジュールを構成します。
- [作成] をクリックします。
- その他すべてのデータ ソースの場合:
- [Extract Refreshes (抽出更新)] タブで、[New Extract Refresh (新しい抽出更新)] をクリックします。
- 更新スケジュールを構成します。
- [作成] をクリックします。
ワークブックが埋め込みデータ ソースに接続する
このシナリオでは、ワークブックは埋め込みデータ ソース (ライブまたは抽出、あるいはその両方) に接続します。Tableau Bridge では、個別にパブリッシュされたデータ ソースの更新のみが可能です。移行の一環として、埋め込み接続をパブリッシュされた接続に変換します。
パート 1: CMT を使用してコンテンツを移行する
- [Planning (計画)] で、[ワークブック] > [Selection (選択)] に移動し、移行するワークブックを選択します。
- 移行を実行します。
パート 2: もう一度コンテンツをパブリッシュする
- Web ブラウザーで、Tableau Cloud にログインします。
- ナビゲーション メニューから [探索] をクリックし、[すべてのワークブック] を選択します。
- ワークブック名の横にある [その他のアクション] アイコン (...) をクリックし、[ダウンロード] を選択します。
- Tableau Desktop でワークブックを開きます。
- [サーバー] > [サインイン] に移動します。既に Tableau Cloud にサインインしている場合は、スキップして次の手順に進みます。既に Tableau Server にサインインしている場合は、Tableau Server からサインアウトし、Tableau Cloud にサインインします。
- [サーバー] > [ワークブックのパブリッシュ] に移動します。
- [データ ソース] で、[編集] をクリックします。
- すべてのデータ ソースについて、[パブリッシュのタイプ] ドロップダウン リストを [個別にパブリッシュ] に変更します。[認証] ドロップダウンで [埋め込みパスワード] を選択します。
- [パブリッシュ] をクリックします。
埋め込みデータ ソースに接続するすべてのワークブックについて繰り返します。
パート 3: Bridge で更新をスケジュールする (抽出のみ)
- Web ブラウザーで、Tableau Cloud にログインします。
- [探索] > [データ ソース] に移動します。
- パブリッシュされたデータ ソースのそれぞれについて、次の適切な手順を選択します。
- フラット ファイル (Excel や CSV など) の場合:
- データ ソース名の横にある [その他のアクション] アイコン (...) をクリックし、[Bridge (レガシー) スケジュール...] を選択します。
- Bridge コンピューターを選択します。
- 更新スケジュールを構成します。
- [作成] をクリックします。
- その他すべてのデータ ソースの場合:
- [Extract Refreshes (抽出更新)] タブで、[New Extract Refresh (新しい抽出更新)] をクリックします。
- 更新スケジュールを構成します。
- [作成] をクリックします。
Tableau Bridge と CMT の一般的な問題のトラブルシューティング
CMT から移行し、Tableau Bridge で実行するようにスケジュールした後、データ ソースが正常に更新されない
Tableau Desktop の最新のバージョンをダウンロードし、データ ソースをもう一度 Tableau Cloud にパブリッシュし、Bridge を使用して更新するように設定します。詳細については、次のリンクを参照してください。
Tableau Bridge 用の Cloud で [今すぐ実行] オプションが見つからない
Bridge (レガシー) スケジュールを使用するデータ ソースで、Tableau Cloud の [今すぐ実行] オプションが個別のデータ ソース ページで利用できません。ほとんどの場合、Bridge (レガシー) スケジュールを使用するデータ ソースの手動更新は、データ ソースがリンクされているクライアントからのみ実行できます。レガシーでないスケジュールについては、Tableau Online で直接 [今すぐ実行] オプションを利用できます。
オンプレミスの埋め込みデータ ソースが移行後に Tableau Online で更新されない
Content Migration Tool を使用して移行した後、ワークブックに埋め込まれたオンプレミスのデータ ソースが更新されません。Tableau Bridge を使用して更新するには、データ ソースを個別にパブリッシュする必要があります。詳細については、以前の「ワークブックが埋め込みデータ ソースに接続する」のセクションを参照してください。
エラー "有効なライセンスが移行元サーバーに必要です。Advanced Management のライセンスが有効であることを確認して、もう一度やり直してください" が CMT の使用時に発生する
Content Migration Tool は、現在のプレリリース バージョンの CMT を使用している場合を除き、移行を実行する前にライセンス認証する必要があります。このエラーの詳細については、こちらのナレッジ ベース記事を参照してください。
一部のデータ ソースがリストされていないか、クライアントで見つからない
(以前に推奨とされていた) オンラインでのスケジュール更新を使用するデータ ソースや、オンラインでのスケジュール更新を使用するようにスケジュールが移行されたデータ ソースは、クライアントから参照できません。サイト管理者は、[ジョブ] ページを使用して Online の更新スケジュールでデータ ソースを監視できます。詳細については、「Bridge の更新ジョブについて」を参照してください。ライブ クエリと Bridge (レガシー) スケジュール (Bridge 2020.1 以前で作成されたスケジュールを含む) を使用するデータ ソースは、引き続きクライアントに表示されます。
その他の一般的な Tableau Bridge の問題のトラブルシューティングについては、「Bridge の問題のトラブルシューティング」を参照してください。