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接続されていないエアー ギャップ環境で Tableau Server をライセンス認証する


発行: 03 Jan 2014
最終修正日: 19 Jun 2023

ご質問

接続されていない (エアー ギャップ) 環境で Tableau Server をオフライン ライセンス認証またはオフライン ラインセンス認証解除する方法。

環境

  • Tableau Server
  • オフライン アクティブ化
  • オフラインのライセンス認証の解除
  • エアー ギャップにある/接続されていないコンピューター

回答

ATR を使用したオフライン ライセンス認証
 Tableau オンライン ヘルプ「オフラインでの Tableau Server のライセンス認証 - ライセンスの追加」で説明されているステップに従い、OfflineActivationRequestFile_yyyMMdd.hhmmss.json ファイルを作成します。

2023.1 以降、オフラインでのライセンス認証に ATR ライセンス認証方式を使用すると、次に示すように、Tableau オフライン ライセンス認証 Web サイトに .json ファイルを送信したり、値を直接追加したりできます。  Tableau Server が高度にセキュリティ保護された環境内にある場合は、オフライン json ファイルから値をコピーし、それらをインターネットにアクセス可能なマシンで、オフライン ライセンス認証 Web サイトに直接入力します。  Tableau Server マシンから取得するこれらの要求値の詳細については、この記事の「追加情報」セクションを参照してください。

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ATR を使用しないオフライン ライセンス認証
  1. インターネットから切断されているコンピューターで、Tableau オンライン ヘルプ「オフラインでの Tableau Server のライセンス認証 - ライセンスの追加」に示されているステップを実行して生成された TableauOfflineActivationRequest.tlq ファイルを保存します。一部の古いバージョンの Tableau Server では、ファイルが offline.tlq の名前で生成されます。
  2. 高度にセキュリティ保護された環境のために、Tableau Server マシンからファイルを削除できない場合は、以下のステップを使用する必要があります。  オフライン要求ファイルを別のマシンに移動して処理できる場合は、Tableau オンライン ヘルプのステップを実行して完了できます。
  3. インターネットに接続されている別のコンピューターで、この記事の右側の「添付ファイル」セクションにある Server activation template 64 bit.tlq テンプレートをダウンロードします。ファイルは XML 形式です。
  4. ファイルの行番号が視覚的に表示されるよう、TableauOfflineActivationRequest.tlqServer activation template 64 bit.tlq の両方を UltraEdit、Sublime、Notepad++ などの XML テキスト エディターで開きます
  5. Server activation template 64 bit.tlq ファイルにある以下の XML 要素を、接続されていないコンピューターの TableauOfflineActivationRequest.tlq ファイルにある同一要素の値で更新します。すべての文字で大文字を使用します。誤って解釈されやすい文字についてはダブルチェックします (数字の 8 と文字の B、数字の 0 と文字の O、数字の 5 と文字の S など)。

    行 2 - <EntitlementId>
    行 5 - <ClientVersion>
    行 5 - <MachineIdentifier>
    (オプション: 一部の環境では、この XML 要素が存在しないことがあります。)
    行 11 - <Value>
    行 12 - <Value>
    行 14 - <SequenceNumber>
    行 60 - <Hash>
  6. 名前を Server activation template 64 bit.tlq から offline.tlq に変更します。
  7. 編集したテンプレート (offline.tlq) を「オフラインでの Tableau のライセンス認証」Web サイトにアップロードします。
  8. Tableau Server マシンで、Tableau オンライン ヘルプの手順に従って、TSM インターフェイスまたはコマンド ラインから、activation.tlf ファイルをダウンロードし、ファイルを処理します。
オフラインのライセンス認証の解除
ATR ライセンス認証方式を使用したオフライン ライセンス認証解除については、こちらを参照してください。  ATR ライセンス認証方式を使用しない場合は、Tableau オンライン ヘルプ「オフラインでの Tableau Server のライセンス認証解除」のステップに従います。Tableau Server が高度にセキュリティ保護された環境内にあり、マシンからファイルを移動できない場合は、以下の情報の収集を完了し、Tableau テクニカル サポートに問い合わせて、ライセンス認証を手動で解除してもらいます。
  1. Tableau テクニカル サポートに問い合わせて、手動の返却に必要な以下のデータを提供します。
  • ライセンス認証解除される Tableau Server キー
  • こちらの手順に記載されているとおりに、Trusted Storage ファイルを作成します (Tableau Server、ATR 以外、使用しているオペレーティング システムを選択します)。マシンのテキスト エディターで Trusted Storage ファイルを開き、プロダクト キーを見つけて、ライセンス認証解除する関連の FID_#### マーカーを見つけます。次に示す Fulfillment ID は手動の返却を実行するために Tableau テクニカル サポートが必要とする値です。
Status:  ENABLED
Fulfillment ID: FID_1234abc_5432_abc_987654321
Entitlement ID: TSXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX
Product ID: NAME=Tableau Server;VERSION=4.0
 
注: オフライン ライセンス認証解除ファイルは、手動で正しく編集するのが非常に難しく、ライセンス認証 Web サイトで受け付けられることがめったにない形式であるため、Tableau テクニカル サポートに問い合わせることが必要です。

詳細情報

オフライン ファイル内のすべてのマシン/ハッシュ値は 16 進値です。 有効な文字は 0 ~ 9 と A ~ F のみです。

Tableau Server 2023.1 以降で ATR オフライン認証方式を使用すると、Tableau Server マシンから次の値で .json ファイルが作成されます。

productKeys: 値はオフライン ライセンス認証される 1 つまたは複数のライセンス キーを表します。  複数のライセンスをオフライン ライセンス認証する場合、キーはコンマで区切られます。
environmentFingerprint: Unique Machine Identifier 1 および 2 を表す値。  この値は MAC アドレスからハッシュされます。
product:ライセンス認証される製品を表す値。  編集しないでください。
subProduct: サブ製品を表す値。  編集しないでください。
version: バージョンを表す値。  編集しないでください。
buildIdentifier: 製品ビルドを表す値。編集しないでください。

ATR 以外のオフライン ライセンス認証の場合は、Tableau Server マシンから収集された以下の値がオフライン要求ファイルに含まれます。
  • EntitlementId: ライセンス キーを表す値。このライセンス キーは、最新のメンテナンス日に関連付けられている必要があります。  
  • ClientVersion: Tableau で実装されている Flexera Software 製 FlexNet のバージョンを表す値。 
  • MachineIdentifier: システムの属性を使用した生成値。Trusted Storage をシステムにバインディングするときにこの値が使用されます。バインドされたこれらのアイテムは "バインディング ハッシュ" とも呼ばれ、マシン固有の特性を持ち、システム ハードウェアの署名を作成するために組み合わせて使用されます。 
  • UniqueMachineNumbers: 一意のマシン番号 (UMN) は、一意かつ定数になるように設計された生成値です。UMN は、Tableau ライセンス認証サーバーがトランザクションを要求しているマシンを識別する際に使用します。Windows コンピューターの場合、UMN にブート ディスクのシリアル番号が含まれることがあります。
  • SequenceNumber: 最初に作成されたときに信頼されているストレージ ファイルに保存されるランダム生成値。ただし、システムのハードウェアの物理属性にはリンクされません。 
  • Hash: オフライン ファイルのコンテンツで構成され、ファイル整合性の検証に使用されるハッシュ値 (数値や文字の文字列)。この値は、ファイル内の情報が変更されていないことを保証します。




 
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